吉川中央総合病院は、昭和４９年９月に上尾中央医科グループ３番目の病院として開設され、吉川市唯一の総合病院として、地域に根差した医療を約４０年近くにわたり提供してまいりました。
当院の基本理念である『患者様中心の質の高い医療』と掲げ、地域医療の拠点病院として高度な医療を安心・安全に患者様にとどけ「愛し愛される病院」を目指しております。
私がコロナ禍の真っただ中の令和３年４月に、吉川中央総合病院の病院長に就任して２年が経ちました。院長として、またインフェクションコントロールドクターとして、院内感染対策と感染症診療に力を注いできました。職員の皆様の多大なる協力のおかげで「非常時」の感染対応について多くの経験と教訓を得ることができました。今後も「非常時」の感染対応にいつでもまた移行できる体制は構築できています。まだ完全な収束は見られておりませんが、通常の感染対策を怠ることなく「平時」の医療体制をコロナ禍以前よりもさらに充実させていく所存です。
地域に根差した総合病院としての信頼を得られるよう、医師の増員を行いながら、より幅広く高度な医療体制へと充実していきます。
特に、地域医療体制の要である救急医療に積極的に対応できる救急診療体制を構築しており、救急搬送件数も年々増加しております。
今後は病診・病診療連携体制をさらに強化して、急性期治療から慢性期治療、そして介護に繋ぐ切れ目のない医療を充実させ、地域の皆さまに信頼されるよう、全職員一丸となり邁進してまいります。
今後とも皆さまの変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申しあげます。